〔026〕きたけ峰 (1,108m)

2013年11月16


岡山100山に戻る

岡山県鏡野町
Road Map :中国道を院庄ICで下りてR179を北上し、県道116を更に北上する。
Route Map:管理センター前の駐車場からきたけ峰、千軒平、もみじ平への外周路を周回する。
    標高差:254m
累積標高差:730m
岡山100山』   ハイキングコースとしては最高の山域。
コースタイム:3時間58分(休憩無しの歩き続け)
登り:1時間18分
(きたけ峰まで)
下り:2時間40分
(きたけ峰から)
岡山県森林公園
おかやま自然百選より
  岡山県立森林公園は標高約1,000m、面積は334haで、甲子園の約90倍の広さを誇ります。
森林の大部分は、ブナ・ミズナラなどの落葉広葉樹で一部には県内でも珍しいカラマツ林があります。
尾根筋には、ネマガリダケの群生が見られ、園内ではマユミの古木が秋に見事な赤い実をつけます。
そして湿原には、ザゼンソウ、オタカラコウなどが出現し、四季の変化を魅力的に教えてくれます。
前回、森林公園を訪れたのは'12年の真夏だった。数々の花が咲いていたがガスってしまい展望が得られず、最高峰の”きたけ峰”へも行けなかったのでリベンジを誓い、秋の紅葉を狙ってみたが良い時期に行くことが出来ず、初雪歩きとなってしまった。真っ赤に色づいた”まゆみ”の実は見ることが出来た。
リベンジは叶った
  前回は小雨も降る程のガスであり展望は得られなかったので、リベンジ山としたが、今回、晴天下でリベンジが叶った。 今回で殆んどのコースを歩いてしまったので、3回目は要らないかと思っているが、春先にでももう1回来てみるか。
体調不良
  熊押し滝付近から、体のコントロールが利かなくなる。真っ直ぐに立っていられない、
カメラを構えると体が前に倒れる。 神奈川県の ”大山”(おおやま)では脱水症状から体が後に倒れてしまう体調不良があったが、今回は水分も充分取っていたのに、体調不良になってしまった。 体のコントロールが取れないので沢には恐くて近付けない。 これって何の?
森林公園入口の案内板(?)、禁止項目が多く書かれている。
森林公園入口に一番近い駐車場に車を停めるが、管理人の車が1台停まっているだけで誰も来ていない。8時40分に駐車場を出発、気温4℃と低いが今日は暖かくなりそうなのでW・B一枚で歩き始める。
管理センターにはストーブに火が入ったのか
煙突から煙が出ていた。 寄ることなく素通りする。
森林公園入り口。
ひと登りして ”南展望台”に行くと、眼下に真っ赤に染まる
”まゆみ園地”が望めたが、その他の展望としては大したこと
はなかった。
まずは ”まゆみ園地”に寄ってみる。 薄雲が広がりパッとしない
天気なので、鮮明な赤とは言えないが見応えはあった。
”北展望台”に着くと、大した展望ではなかった。
次に ”北展望台”向うと展望地があった。
前方の山は ”すずのこ平”なのだろうか?
”北展望台”から下山して ”おたからこう湿原”に出る。
前方は散策道が通っており、遠回りになっただけだった。
この季節の ”おたからこう湿原”には何も茂っていなかった。
おたからこう”とは、”ツワブキ”によく似た花だった。
”もみじ滝”からの沢水が流れる気持ちの良い道を進む。
広く整備された遊歩道を ”もみじ滝”へ向けて進んで行く。
登山道となって来た頃、前方に ”もみじ滝”が見え出した。
薄曇で寒々しいが、歩き続けて体はポカポカになって来た。
上段の滝壺まで上がってみる。
38分にて ”もみじ滝”(落差30m)に着く。
大した滝ではないが見所にはなる。
何度かの沢渡りが雰囲気を良くしている。
”もみじ滝”からは”きたけ峰”に向う登山道に入る。
小さな沢を何度も渡るアップダウンの多い道であった。
広い道を緩やかに登って行く。
”きたけ峰”への最短コースは ”あせび台”からであるが、今回は随分と遠回りしている。
1時間15分にて ”千軒平〜きたけ峰”の縦走尾根に出る。
一面真っ白になって来たが、歩くのには支障はなかった。
今週初めに各地の山に降った雪がこの山にも残っていた。
1時間18分にて森林公園最高峰の ”きたけ峰”(1,108m)に着く。 展望は東側に少しあるだけで周囲には無し。
分岐には ”きたけ峰”180m、”千軒平”1,650mと
表記されていた。 ”きたけ峰”へは目と鼻の先だ。
”きたけ峰”からの僅かな展望を見て、直ぐに ”千軒平”に向う。
天気も良くなって来て穏やかな尾根道を快適に進んで行く。
”千軒平”への縦走路をアップダウンを
繰り返しながら進んで行く。
前回はここで ”きたけ峰”に行きたいと思ったが、ガスって
いて天気が悪かったので、断念して ”もみじ滝”へと下山し
ている。
”もみじ滝”への分岐に出る。
前回はここから”もみじ滝”に下山している。
2時間丁度で ”千軒平”(1,090m)に着く。 前回はガスの中であったが、
今日は綺麗に晴れてくれた。 途中、息を切らして登っているおっさんを抜かしたので、
山頂には本日一番乗りとなる。
目の前に聳えるのは ”若杉山”(1,021m)と思う。
前回は山頂から何も見ることが出来なかったが、
今回は霞みがあるものの、 ”大山”までも見ることが出来た。
そして遠景ではあるが ”大山”(1,729m)が見えていた。
ズームで見た ”大山”。 先々週に登った時には、
まったく雪は無かったのに、今日の ”大山”は真っ白になっていた。
次のピークを目指して下って行く。
穏やかに登る尾根筋にはブナ林が続く。
”千軒平”から24分にて ”もみじ平”に着く。
崩壊寸前の避難小屋と汚そうなトイレ(後)には近寄りたくない。
進行方向から振り返り ”もみじ平”を見る。
行楽の季節にはハイカーがお弁当を広げていそうな広場である。
前方に冠雪した ”那岐山”を見ながら穏やかに下って行く。
この辺りの縦走路は車で走れそうに広い。
”千軒平”から38分にて中央園路への分岐に着く。
小さな避難小屋があった。この分岐から下れば最短で駐車場に戻れる。
前方右のピークが ”すずのこ平”と思うが、今日はあそこまで
行かずに途中から ”大杉”へ下りる予定。
日当たりが良いせいか、この辺りに雪は残っていない。
日当たり良好、風が無く暑くなってきた。
ここからも ”大山”が望めた。
最高峰の ”きたけ峰”からここまで1時間30分の距離。
周回路の半周分は過ぎている。
何やら小さなピークを通り過ぎる。
小さいピークを過ぎると大杉分岐となる。 真っ直ぐに進めば
”すずのこ平”であるが、今回は行かずに ”大杉”側へ下る。
”奥ぶな平”に向けて下山して行くが、
明るく雰囲気の良い道だった。
53分にて ”大杉分岐”に着く。
分岐から11分で ”大杉”に着く。
デカイスギには違いないがインパクトは少なかった。
緩やかに下って行く道はハイキングに持って来いだ。
通り過ぎてから ”大杉”を見てみるが、
びっくりする程のデカさではなかった。
デカイ杉ではあるが名勝にする程の物ではない感じ。
沢が入り混じる鞍部に下りてくる。
昨日の雨の影響か、水量が多く沢音が耳に心地良かった。
分岐から20分で ”奥ぶなの平”に着く。
ここは前回、”すずのこ平”の登り時に通っており、
雰囲気は良く覚えている。
足の早いおばさんに追い付かれ、”熊押し滝”の状況を聞いてみると ”綺麗な所です。”との返答で下山としては遠回りに
なる ”熊押し滝”見学に行くことにした。
どこもかしこもぶな林であるが、このぶなが一番気に入った。
雰囲気の良い道。
ひと下りして綺麗な沢に降り立つ。
水量があるのは昨日の雨の恩恵だと思う。
普段はこんなに水量は無いのでは・・・
最初の滝でヤマガール発見。 しかし旦那(彼氏)が一緒だった。
どれが ”熊押し滝”か判らないまま沢沿いの道を下って行く。
登り口には ”熊押し滝”の表示があったので、
この小さな滝群の総称なのだろう。
結局、大きな滝はなく、この滝群の総称が ”熊押し滝”なのか?
分岐から49分にて遊歩道終点登山口に出る。
下流側にも綺麗な落込み(小さな滝)が続く。
今日、ハイカーの姿は殆んど見掛けなかった。
ゆっくり歩きの先行者は尾根筋でも見掛けたハイカーであった。
沢沿いの快適な遊歩道を駐車場に向けて戻る。
朝は天気が悪かったので、再度”まゆみ園地”を通ってみる。
やはり晴天下で見るまゆみの方が鮮やかであった。
”まゆみ園地”のベンチでは多くの人がお弁当にしていた。
今日の俺はコンビニを外してしまい昼飯を買いそびれてしまった。
なので今日は休憩無しでの歩き通しとなってしまった。
3時間58分にて森林公園散策を終える。 出発時は我が車1台だけ
であったが、駐車場は満車でもう1つ下の駐車場まで一杯だった。
ハイカーは殆んど居なかったので、多くの人は ”まゆみ”を見に
来ているのだろう。
管理センターで昼飯とも考えたが、結局、通り過ぎる。
山麓の紅葉
森林公園内では紅葉、黄葉が見られなかったので、山麓の紅葉、黄葉を愛でることにする。